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スーパーマーケットから
新しいコメ料理の提案を

高橋史恵さん /ナショナル麻布 店長

2024年1月10日
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都内有数の高級住宅街として知られ、各国の大使館が集中し外国人が多く居住する広尾エリア。その広尾で、1962(昭和 37)年のオープン以来、近隣居住者の食卓を支えているのが、「ナショナル麻布」です。2023 年秋、カルローズの店頭試食プロモーションにご協力いただいた高橋史恵店長に、お話を伺いました。

“インターナショナル・スーパーマーケット”

「立地柄、外国人のお客様が 6 割を超えます。米国を中心に、ここ数年でインド、中東のお客様もだいぶ増えている印象。商品は、多様な食習慣、価値観、嗜好性があることを大前提に、偏りなく幅広く、品揃えすることを心がけています。といっても、全てを網羅しきれるわけではなく、決して大規模とはいえないこのスペースでお客様の満足を実現するのは至難の業ですが」
と語るのはナショナル麻布の店長、高橋史恵さん。長年、店に立ち続ける食のプロフェッショナルです。厳選した品揃えの中に、カリフォルニアのおコメ、カルローズを長らくラインナップしていただいています。

顧客の満足度が高いと言われる同店。生鮮食品からワインに至るまで、ポイントを外さない気の利いた品揃えの拠り所となるのが、スタッフの力なのだとか。ベテランスタッフが把握する常連客のニーズや嗜好、また 10%強を占める外国人スタッフの母国での日常的な食の記憶は、貴重な情報源です。

欧米ではクリスマスになると家族で作って食べるジンジャーブレッドハウス。ニーズがあるので毎年販売しております。当店では今年、キットを販売しました。高額でしたがクリスマス本番を迎える前に早々に完売。ここは特別なエリアのスーパーマーケットなんだとあらためて実感しました」

丸の内オアゾ

「発見」を提供したい

「お客様や取引先様と関わる中で、いろいろな発見があり自身の世界が広がる実感があります」
と高橋店長は言います。

「求められる食料品を的確に揃えて販売する、ということだけでなく、最近は食のイベントの開催などでスペースを提供したり、お客様と食材取引先とを繋ぐハブ役として機能することも多いです。取引先の皆様と手を携えて一緒に新たな価値を発信、提案することにより、お客様にも何かを発見していただきたいのです」

ニーズに応えるだけでなく、店側から価値を提案して、顧客に新たな発見を促したいーーー。
高橋店長が、ナショナル麻布の新たな提案として注目しているのが、カルフォルニアのおコメ、カルローズだと言います。

「ユニークなおコメだと思います。食感をはじめとした味わい、サステナブルな生産含めストーリー性のある食材だなと捉えています」

ナショナル麻布では、コメ売場においても、品揃えは実に多彩です。日本米を中心に、バスマティライス、ジャスミンライス、雑穀類等を、顧客のニーズを反映させながら幅広く絶妙の目利きでカバー。

「数年前から、米食文化圏ではない外国人のお客様の間でもコメの人気は高まっているように感じます。グルテンフリーの動きの影響か、グッとニーズが高まりました。米原料のパンも買い求められる客が多かったです。また、近年、玄米もすっかり定着した感触がありますね。日本食には日本米。エスニックにはジャスミンライス、本格カレーにはバスマティライスと、料理にあわせてコメが買い求められる傾向にあるようです」

その中で、日本米に代表される短粒種とジャスミンライスなどの長粒種とのちょうど中間に位置する「中粒種」カルローズに注目している、という高橋店長。

「当店のお客様は、洋風の食生活を送っている方が多いので、それに寄り添いつつ新たな提案をしたいと思っています。以前、カルローズは独自のパラリと軽い食感が大きな特長で、ライスサラダやパエリヤ、リゾットなど洋風のコメ料理にピッタリだ、と取引先の方にご紹介いただき、それはおもしろそうだなと。ジャスミンライスのようにクセはなく、日本米と近い形状なこともあり、日本米に慣れた方もきっと違和感無く入っていけるおコメ。以来、定期的にカルローズを店頭でお客様にご紹介させていただいています」

2023年秋 カルローズ試食プロモーション ~ リゾットで知るカルローズの持ち味

「発見」を提供したい

2023年秋、気温がグッと下がり、冷たい雨の週末。ナショナル麻布の店頭でカルローズを使用した料理の試食プロモーションが開催されました。
提供メニューは、おなじみの料理家・KEITAさんにより開発された「“蓋をして仕上げる!”失敗しないリゾット」。

リゾットは蓋をせず少しずつ水分と熱を入れながら仕上げるのが一般的で、おいしく仕上げるには一定の経験と技術が必要と言われています。今回のKEITAさん独自のアプローチは、軽く炒めたカルローズに水を入れたら、蓋をして、極々弱火でゆっくり熱を入れて待つだけのカンタン調理法。この日は、市販のスープ缶を使用してクリーミーなご馳走リゾットに仕上げました。パーティーシーズンにもぴったりの一品です。

「この調理法で、おいしいリゾットに求められるアルデンテの歯ごたえを残せるのは、そもそもパラリとした食感をもつカルローズならでは。日本米でアルデンテに仕上げるとなると、プロでも火元から離れられないですからね(笑)」(KEITAさん)

失敗しないリゾット
失敗しないリゾット

寒空に夕べの食卓の準備のために訪れたという日本人常連客は、興味深そうにブースに近づくと日本米との違いを確かめるように試食。
「カルローズ、初めて食べました。おいしい。確かにアルデンテの食感が独特ね。日本米でリゾットを作るとどうしてもべちゃっとしちゃうのよね」
日常、食べ慣れた日本米との明らかな違いに驚いた様子です。

「ママ、これ食べたい」
店内にほのかに漂うクリーミーな匂いに吸い寄せられたのか、立ち寄ったのは小さな子供連れの外国人ファミリー。
「子供のために、一皿いただいてもいいかしら?」
母親は、スプーンで掬ったリゾットをフー、フーと冷ましながら子供の小さな口に運ぶと、子供は満面の笑顔です。

「このおコメ、簡単にアルデンテに仕上がるのね。子供も気に入ったみたいだし、買ってみるわ」
そう言うと、子供に優しい目で微笑みかけながらカルローズを2パック手に取ると、即座にショッピングカートへ入れました。

新しいおコメ料理の提案をカルローズで

新しいおコメ料理の提案をカルローズで

日本人にとって、コメは、DNAにすり込まれた特別な食材。コメ=茶碗に盛られた艶やかな白いごはんのイメージが根強いことも確かです。高橋店長は、日本米の魅力も大いに認めたうえで、カルローズでおコメ料理のさらなる可能性をお客様に提案していきたいと言います。

「他の食料品と比べることはできませんが、ナショナル麻布が売場を構成する上で、カルローズが大切な商品であることは間違いないです。日本米とは一線を画す特長を持っているので、お客様に新しいおコメ料理の発見を提供できる食材。ただ、その特長をもっと説明していく機会が必要と感じています。お取引先様としっかり手を携えて、もっとカルローズのおいしさ、そしておコメ料理の新しい可能性を提案していきたいですね」

日本有数のインターナショナル・スーパーマーケット、ナショナル麻布から、おコメ料理の新たなムーブメントが生まれる日も遠くないかもしれません。

高橋史恵さん
〈構成・文:鈴木貴亮〉
高橋史恵さん

Profile
ナショナル麻布店長 高橋史恵

ナショナル麻布