アメリカでは、日本と同じ時期に同じ方法でおコメが栽培されています。
一口におコメといっても、さまざまな種類があり、それぞれ調理方法や食感・味に違いがあります。これらを形や食感などの特長によって分類すると、下記の3種類に大別できます。アメリカでは、この3種類のおコメをはじめ、香り米やもち米なども栽培しています。

ほぼ円形に近く、粒が小さくて短いタイプのジャポニカ系のおコメです。日本市場に流通しているカリフォルニア産の「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの日本の品種は、このタイプに含まれます。アメリカでは、100%日本市場向けに栽培しています。
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短粒種に比べると長くて大きいジャポニカ系のおコメです。カリフォルニア州で最も多く栽培されている品種で、「カルローズ」もこのタイプに含まれます。アメリカ国内の和食レストランをはじめ、アジア系住民に好んで食されているおコメです。
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細くて長いおコメです。インディカ系と呼ばれ、水分が少なく、調理するとパラパラになるのが特長です。日本へは輸出されていませんが、アメリカ国内では最もポピュラーなタイプです。そのまま食べるより、ソースと絡めたり、調理して食べることが多く、主に米国南部で栽培されています。
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現在、USAライス連合会では、中粒種の「カルローズ」を中心に普及活動を行っていますが、短粒種の「コシヒカリ」「あきたこまち」も取り扱っています。
アメリカでの米作りの歴史は300年であり、日本の3,000年の米作りの歴史より、はるかに新しいものです。
17世紀のアメリカ南部、サウス・カロライナ州にマダガスカルからの難破船がたどりつき、難破船の修理のお礼として住人に手渡された少量の“ゴールデン・シード・ライス”というおコメの種が始まり、と言われています。
当時のサウス・カロライナ州は肥沃な土壌でありながら、人が立つことも出来ない沼地だったこともあり、農作物が一切育たないと思われていました。しかし、この土地こそがおコメの生産には理想的だったこともあり、18世紀を迎えるまでには、同エリアの主要農産物となりました。
その後、アメリカの米生産地はジョージア州、ルイジアナ州、アーカンソー州、テキサス州、さらにメキシコ湾を西進し、カリフォルニア州にも定着しました。
19世紀半ば、ゴールドラッシュのためにあらゆる国の人々がカリフォルニア州に集まりました。その中には、おコメを主食とする約4万人の中国人労働者も含まれており、米生産は必須となりました。 サクラメントバレーの乾燥した土地は、一切の農産物が育たないと思われておりましたが、おコメの生産には適していたこともあり、20世紀始めには、カリフォルニア州はおコメの主要生産地の一つとなりました。
これらの歴史を通じ、生産者たちが品種の開発や良質のおコメを栽培するための努力を行った結果、今日のアメリカは世界有数の高品質なおコメの生産地として知られており、世界100ヶ国以上に輸出しています。
| 試料 | 成分値・品質評価値 | |||
|---|---|---|---|---|
| 水分(%) | タンパク質(%) | アミロース(%) | 品質評価値 | |
| カルフォルニア産 コシヒカリ | 13.5 | 5.2 | 19 | 78 |
| 茨城県 コシヒカリ | 13.8 | 5.6 | 19 | 76 |
| 新潟県 コシヒカリ | 13.9 | 5.4 | 19.5 | 77 |
| カルフォルニア産 アキタコマチ | 14.2 | 4.9 | 19.4 | 80 |
| 秋田県あきたこまち | 13.7 | 5.6 | 19.2 | 76 |
| カルフォルニア産 カルローズ | 13.5 | 5.9 | 19.4 | 74 |
| 福島県ミルキークイーン | 14.7 | 5.1 | 19.2 | 80 |
(推定日/2008年6月25日/社団法人精米工業会)
- 1.サンプルは全て平成19年(2007年)産。
- 2.データは5回測定の平均値。
- 3.測定器:成分分析記(ケット科学、AN-800)
- 4.国内産米はUSAライス連合会が首都圏の量販店で購入した。













